2015年12月17日木曜日

植物の香りが運命を良くするわけは?

忙しい現代生活の課題は、どうやってストレスを和らげるか? ということ。
イライラが続くと、体調不調や肌荒れになって出てきたりします。

ところでストレス緩和に香りがいいと言われていますが、何故なのでしょうか?

その香りが「いい! 」と感じると、視床下部に伝達されます。
ここは、からだの様々なホルモンを出しなさいという司令塔で、視床下部は、すぐ下の下垂体にスイッチを押します。すると、たんぱく質でできている様々な形のホルモンが分泌され、その結果、顔色が良くなるなどの形であれわれます。

不思議なのは、「心地よい」という目に見えない感情が、視床下部を通じて、目に見えるものとなって出てくること。

ある分子学者は、このように言っています。
――脳内(視床下部辺り)に、精神の言葉を、からだが理解できるようにホルモンという言葉に翻訳する表玄関がある。

ホルモンの分泌を促すのは、「いい香り!」と感じることだけではなく、きれいな景色や花を見ることでも活性化されます。そのほか「嬉しい!」、「好き」、「楽しい!」、「あの人っていい人だなあ」、「おいしい!」といったハッピーな感情や考えもきっかけとなります。つまり、できるだけ、楽しい感情や気持ちを持てるように工夫するほうが、元気になり、もちろんいい方向へ運命も流れます。

ストレス緩和に、好きな植物の香りに応援してもらうのもいい方法です。

ちなみに最近、私は、ローズマリーのオーガニック精油をいつも持っています。
精油は、作用が高いことを考えると、やはりオーガニックでなければ意味がありません。

ローズマリーは、副腎ホルモンを刺激する植物のホルモンを含んでいるため、
からだに元気パワーをくれます。
たしかにちょっと疲れたときに、この香りを嗅ぐと、にわかに頭が冴えてきます。


また近頃は、気温が不安定で、風邪やインフルエンザが心配されますが、ローズマリーは、とびきり抗菌効果も高いので、吸引することによって、呼吸器がすっきりとします。


今年も、散歩道にある紅葉が見事に色づきました。



綺麗! そう感じることが元気ホルモンを活性化します。


2015年12月3日木曜日

オーガニック・ビューティー講座

「日本オーガニックコスメ協会」が第一回目のオーガニックコスメ・セラピスト講座をスタートさせました。
この講座で教えることは、今の時代のオシャレとはずいぶん違うことばかりです。

髪にもからだにも負担がかかる合成へアカラーはやめましょう。
キューティクルをとかして、髪を細くしてしまう合成シャンプーはやめましょう。
エクステなんてとんでもない、まつげが全部抜けてしまいますよ!
目を大きくするカラーコンタクト? 目にとってとても危険です。
合成クリームや合成美容液は使わないこと、ハリが出たように感じるのは、合成ポリマーのせいですよ。

オシャレに夢中な若い女性にとっては、
この講座で教えることは、
まるで口うるさく厳しいお母さんのようと感じることでしょう。

でも髪も顔は合成ポリマーで覆われ、睫や目まで石油から作られた化学製品
という現実を見つめると、
実は今の時代、あまりに多くの女性たちが、
オシャレ心を利用したビジネスに飲み込まれているのでは?
そんな疑問が湧きあがります。

合成ポリマーにたよらなくても、
健康な髪はもともとキューティクルという美しい天然のツヤを持っていますし、
素肌は、皮脂膜という素晴らしいクリームを、日々、作り出しています。
髪も素肌も、天然成分にこだわったケアで、本物のつややかさを取り戻しましょう、
そして内側からの輝きに気づき、それを大切に育みましょう!

本物のオーガニック・ビューティを追求すること。
それがオーガニックコスメ・セラピスト講座です。


オーガニックコスメ・セラピスト講座の第二回目、
日本で初めてヘナを広めたシーマさんを講師として迎えました。


みなさん、髪にハリとツヤを与えるヘナ効果に驚きました。
ヘナってやっぱり凄い!

2015年11月19日木曜日

オーガニック美容で本物の素肌美人に

「すっぴんメイク」が流行っているそうです。

過剰に目を大きく見せたりせず、唇やアイカラーには派手な色は使わない、
まるでメイクをしていない素顔そのままにしあげるメイク。

ナチュラルさが求められる時代ですが、なんだかややこしい……

でもこれはじつは、顔のあちこちのくすみやシミをきれいに補修したりしているうちに、
通常のメイク以上に厚塗りになってしまうとか。

それだけ合成成分の化粧品で素肌が壊れている人が多いということでしょう。

かつて日本の女性は世界一、肌が美しいと言われた時代もありました。

その頃は、まだ合成成分の化粧品などなく、女性たちは身の回りにあるものを使ってスキンケアをしていました。
米ヌカ洗顔、ヘチマ水、日本酒化粧水、ふのりや粘土の洗髪など、とても素朴なものばかりでした。
でもそうした自然のものが肌を強くし、輝きのある素肌を育んでいたのです。

やはり、合成成分の化粧品を一切、使わずに、
自然素材のオーガニック・スキンケアに徹してみましょう。
そして本物のすっぴん美肌を目指しませんか!(水上)

我が家のすっぴん美肌猫。自然は美しいですね!

2015年11月13日金曜日

地産地消の自然エネルギーで元気になる

その土地の農産物で地域起こしをしよう! とは少し前から言われています。
最近、新たに注目されてきたのは、そこの土地で造れる自然エネルギーで地域活性化をしようという考え方です。

というのは、もはや原発エネルギーは、未来に大きな問題を残すものであることが誰の目にも明らかになってきたためです。

以前は、原発を使うメリットとして、「コストが安い、クリーン(CO2を排出しない)」ということが強調されていました。しかし福島原発がおきた後、じつは原発ほどコストが高いエネルギーはないのではないか、そして確かにCO2は出ないけれど、放射能というもっと危険な汚染物質を放出し、何万年先も不安を残す、ということが誰の目にも明らかになってしまいました。

(にも関わらず、相変わらず原子力を使おうという動きが出ているのは、本当に不思議です)。

じつは、日本は、ソーラー、風力、水力、地熱など、自然エネルギーの分野においては、世界の最先端をいく技術を持っていることで知られています。

こうした自然エネルギーは、それぞれの地域の自然を活用して作れるエネルギーです。それゆえに地域での雇用を増やすことにもなります。地産地消の野菜が、地域おこしになりそして人の健康を守るように、エネルギーもまたそうなのです。

外国から石油や天然ガスを買うよりも、もっと地域の自然エネルギー産業を活性化するべきでしょう。
自然エネルギー先進国、日本を目指しましょう!(水上)


●原発ゼロのオーストリアでは、豊かな森林を活用してバイオマスエネルギーが盛ん。
とくに森林の地域起こしで成功したギッシング村が有名です。
11月はじめ、静岡県で開催された「自然エネルギー」の講演会に行ってきました。

●自然エネルギーをもっと推進しようという声が全国的に大きくなってきました。


2015年10月8日木曜日

国際オーガニックコスメシンポジウムで
「日本のオーガニックコスメの現状」について講演しました。

韓国で、9月18日から10月11日にかけて、24日間に及ぶ国際オーガニック産業エキスポ(2015 Goesan International Organic Expo) が開催されました。

開催地は、韓国でも自然が豊かでオーガニックが盛んな地域である忠清北道(チュンチョンブクド)の町、槐山郡(ゴエサン)。
9月30日に羽田空港からソウルに向かい、この国際オーガニック産業エキスポを訪れました。圧倒的な広さの会場は、オーガニック・プロダクツの数々のブーステントと、有機農産物や園芸の農場から構成。ブーステントの周りには、ユリの花畑、雑穀畑、稲、ゴーヤやかぼちゃのトンネル道路、オーガニックレストラン、さらには代替エネルギーの巨大な太陽光パネルなどが配置され、「衣食住」だけではなくエネルギーまでもオーガニックを考えている会場作り。
すべて見ようとすると三日間はかかるのではないでしょうか。

今までいろいろなオーガニック・エキスポを見ましたが、
自然と会場が見事に調和しており、
世代を超えて楽しめる雰囲気にすっかり感動しました。
あらためて韓国って、
日本以上にオーガニックが浸透しているのではと感じました。

国際オーガニック産業エキスポ期間中の10月1日には、国際オーガニックコスメ・シンポジウムが開催されました。
このシンポジウムはエキスポ会場に隣接する研修センターで開催され、
インド、EU、日本のオーガニックコスメの専門家が、
それぞれの国のオーガニックコスメ事情を講演しました。

講演の内容は、EUのコスモス認証(講師:ローランド・グランデル博士)、インドの天然原料成分(講師:シャンカル・ガリ博士)、韓国の現状(講師:ソ・ヨンジュン教授)などに及びますが、「日本のオーガニックコスメの現状」については、JOCA代表として私が講演を担当しました。
今後、アジア全体のオーガニックコスメの普及、そして、地球と調和したオーガニックライフを普及していく上でも、たいへん意義のあるシンポジウムでした。

JOCA代表 水上洋子


2国際オーガニックエキスポ会場内のゴーヤトンネル
大人も子供たちも楽しそうに歩いている。
2オーガニックフードや日常品、化粧品など、
様々展示ブースが並んだ。
2韓国のナチュラルコスメのブース。
左側の青年は、オーガニック化粧品成分を研究している大学教授。
2国際オーガニックコスメ・シンポジウムが開催された研修センター
2国際オーガニックコスメ・シンポジウムでは、
インド、EU、日本の講演者が奨励された。
2国際オーガニックコスメ・シンポジウムの会場には、
若い女性たちが多く来場し、熱心に耳を傾けていた。

2015年9月16日水曜日

九州で初めてオーガニックコスメ・セミナー開催

この日、福岡市は秋晴れになりました。
セミナー会場は、
博多川沿いの「アクア博多」ビル。

このオーガニックコスメ・セミナーは、福岡市でオーガニックライフを普及する「GO ORGANICS JAPAN」が主催し、「日本オーガニックコスメ協会」として講演しました。 

「GO ORGANICS JAPAN」代表の田中美穂さんは、オーガニックコスメ・アドバイザー通信講座の修了生です。 

テーマは、「本物を知るセミナー」と称して、「そのオーガニックコスメ、本物ですか?」。 

オーガニックコスメ・アドバイザーを受講した田中美穂さんは、最近、曖昧なオーガニックコスメが多いことに疑問を抱き、ぜひ福岡の方たちにも「本物を知って欲しい!」という思いでセミナーを企画したとのこと。講演の内容は、合成成分の見分け方、無添加化粧品とオーガニックコスメの違い、認証制度、天然100%のオーガニックコスメの選び方などに及びました。



講演者の正面には、
ガラス窓いっぱいに流れる博多川が
見える明るいセミナールーム。
最初は、本物セミナーなんて難しいのではと、
講演者も参加者も緊張気味だったのですが……

セミナールーム会場は、壁一面ガラス窓を博多川が流れる素晴らしい眺望。

みなさん、とても熱心に耳を傾け、ノートをとっていました。あらためて福岡市は、オーガニックコスメへの関心がとても高いことを肌で実感しました。

まもなくとてもわきあいあいとした雰囲気に。
やはりみなさん、

オーガニックという
共通の関心があるせいなのでしょう。
セミナーを終えて、主催者の田中さんや参加者の方々の安心安全なものを求める熱心さに打たれました。 

今後は、ぜひ福岡市にオーガニックコスメを普及する場所を作りたいと思いました。 福岡市ってとてもいいところですね!(水上)

2時間の長いセミナーでしたが、
みなさん、とても熱心に聴いていただきました。
講師も吸収の元気パワーをいただきました。


2015年9月6日日曜日

オーガニックコスメ推奨品マークの企画が
スタートしました

アイシスは、人と地球にやさしいオーガニックライフを広げようと、雑誌やイベント、ホームページなどを通して、様々な衣食住を中心とした情報を伝えてきました。

とくにコスメについては、2001年化粧品の全成分表示が義務付けられ、「ムードではなく、成分でコスメを選ぶ」ことが可能になり、単行本「オーガニックコスメ」(2001年発行)で、
安心安全な成分のコスメを紹介しました。

それと同時に、「一人一人が成分でコスメを選ぶ」ようになれるよう、コスメ辞典の制作やオーガニックコスメ講座などを通して活動してきました。
そして今回、「よりわかりやすく、いいものを広める」という、アイシスの編集の基本姿勢に立ち返り『オーガニックコスメ推奨品マークの取り組み』をスタートすることになりました。
「アイシスオーガニック生活便」と「日本オーガニックコスメ協会」で協議して、「消費者におすすめの商品に推奨品マークを張る」、という取り組みです。

この取り組みを通して、これまで蓄積してきた情報と今後の取材情報、人とのネットワークを活かして、アイシスはさらに、読者、消費者のためになるオーガニックライフ情報を伝え、良心的な作り手を応援していきたいと考えています。

(童伸)
日本オーガニックコスメ協会推奨品マーク。

2015年9月3日木曜日

巨峰のブドウ収穫第2回目

8/30(日)に山梨県甲斐市に巨峰の収穫に行きました。
今年最後の収穫。
総勢6名で向かいました。前の週から残していた未熟な巨峰の房が残り200房ほど。1週間でどこまで熟したかが楽しみ。

巨峰は、通常に流通されているものは種無しのものが多く出回っています。ですが、この農園では、自然に育てるため花が咲いた状態の房をジベレリン処理していないので、種有りの巨峰が成ります。ジベレリンとは植物のホルモンで、この溶液に房を浸すと種無しの巨峰になります。薬品を使わない自然のままが一番なので、種有りでOK! 巨峰の味は本当においしいです。

東京は朝、雨が降っており、山梨県の天気も心配ではありましたが、現地は雨が上がっており、雨具を使う必要はありませんでした。
ただ、雨上がりの蒸した状態で、草むらにはかなりの蚊が飛んでいたため、蚊を払ったり、収穫を早く終わらせようなどと、賑やかに収穫が進みました。

みなさんお疲れ様でした。
見た感じ土井さんが蚊に一番好かれていたようです。健康体だからか?

収穫した房には青いものが混じってはいたものの、概ね食べれるだろうという段階のものばかり。来年も収穫の日を楽しみにしましょう!

木村





2015年8月24日月曜日

山梨の巨峰収穫、第1週目

台風が二つ近づいていたり、東京は朝すこし雨が降っていたりと天気が心配ではあったが、現地は見事な晴れ。暑いぐらい。暑さにより土井さんは上着を脱いでの収穫していたほど。ただ、富士山は雲の中。
葡萄畑に向かう途中の田んぼで、コメの花が咲いていたので、撮影しました。小さい白い花。見た目、虫というか埃というか、花と言えるのか? と思ってしまう。
そうしているうちにブドウ畑に到着。黒く熟した巨峰がたくさんぶら下がっていました。2週に分けるので、完熟になっていないものは残して、熟成したものを採ります。結果、来週分として、半分以上、200房ほど残しました。
冷やしたほうがおいしいが、暑かったので、のどを潤すのに巨峰の粒を食べながら収穫しました。水上さんとも話し、食べ比べて、同じ感想だったのは、少しでも、赤みが残っていたりするとまだ収穫しないほうが良いこと。完熟手前の状態は、甘い粒ではあるが、巨峰の香りが薄く、酸味が少しあって味が濃厚とは言えなかったから。そのような経験則で、200房ほどの収穫は来週に持ち越しました。
次回は、完熟の房ばかりだとうれしい。

白く小さいコメの花。
雨どころか晴れて暑い。
白い袋の中には
黒く熟した巨峰のふさが大きくなっていて
はちきれそう。

2015年8月22日土曜日

明日はブドウの収穫

今年もブドウが実っています。明日と来週の日曜日は収穫の日。昨年は巨峰の房は300ほどありました。今年はどれぐらい取れることか。天気予報は山梨県地方は曇りのち晴れ。天候は申し分なし。富士山を見ながらの作業になるか?
明日は房にかけている袋を少し破いて、熟した巨峰だけを収穫して持って帰る。青ければ残し。巨峰をつまみながら収穫作業。まさに新鮮な果物を食べながら収穫するのは楽しみ。


富士山が見えるか。
たくさんの巨峰の房には白い紙袋をかけてある

2015年8月15日土曜日

山梨県甲斐市で、無農薬の巨峰を収穫します!

アイシスは、昨年より本格的に、山梨県甲斐市で無農薬のブドウ作りをしています。巨峰の収穫はお盆が過ぎてからで、今年は8/23【日】、8/30【日】の2回に分けて収穫をします。
この時期、ブドウ園がある甲斐市の地域は、巨峰の収穫を終えようとしています。アイシスの一行は、昨年、1回ですべてのブドウの房を収穫したので、まだ青い房もありました。でも、今年は2回に分けて十分熟したものを収穫します。

巨峰が安定して美味しく味わえる時期は、産地にもよりますが、8月から9月末ごろ。今回の収穫は、冷やしてとてもおいしく巨峰を味わえる時期に当たります。無農薬で自然に任せて、十分に熟した巨峰は、昨年にも増して甘味を楽しめるのではないか、と期待が膨らんでいます。

木村


昨年の収穫風景。
ぶどうをつまみつつ房を収穫。
今年もたくさん採れるか?楽しみ!

2015年8月11日火曜日

今こそ、自然エネルギーを

ハッピー・オーガニックライフにとって、
ぜひとも考えたいのが、
どんなエネルギーを使うかということ。

福島の原発事故は、
一瞬にして大地を汚染し、
東北地方の多くの農家が打撃を受けました。

とくに有機農家は、
長い時間をかけて土作りをするので、
それがあっと言う間に無駄になってしまったのです。

今朝、
鹿児島県で原発が再稼動しました。

2年間も原発ゼロでやってきたのに何故……?
福島の人たちは未だにたいへんなのに何故……?
今や、原発は、危険で最も高価なエネルギーなのに何故……?

いろいろな疑問が浮かびます。

この稼動について、
「お金よりも命が大事なのでは」
福島の方から、当たり前の言葉が寄せられました。

福島の事故を教訓にしてヨーロッパの国々は、
原発エネルギーゼロに向けて
舵を切りなおしました。

原発の危険性を、
世界のどこよりも体験している私たちの国。
決して諦めることなく、
エネルギーも自然なものに変えていかなければ!

ヨーロッパ各国で、自然エネルギーにいっそう力が入れられている。

おいしいオーガニック食材にとっても、
自然エネルギーは大切な要素。

2015年8月4日火曜日

ハッピー・オーガニックライフ

オーガニックライフというと、
我慢の生活と思ってしまう人がいるかもしれません。

「異常気象をストップさせるためにオーガニックライフしましょう」というと、
ますますそう感じられるかも。

でもそうではありません。

オーガニックライフは、
我慢どころか、
本当の意味での豊かさを楽しむ生活です。

たとえば高額なブランドものの香水は、
女性の憧れですが、
その内容は、石油から作られた合成香料のブレンドです。
(それにわずかな天然精油が加わっていることもありますが)
ですから香水が嫌な人がいたり、香水売り場を歩くだけで、
頭が痛くなったり……

でもオーガニックな考えで作られた香水は、
天然精油だけで作られており、
植物の力で気持ちを癒したり、心を明るくしてくれます。

あるいは有機野菜のサラダのおいしさがわかってしまうと、
おしゃれなレストランのサラダが苦くなってしまいます。

オーガニックライフを心がけていると、
自分の心までが大きく変わってきます。

自然ってこんなにやさしい!
自然ってこんなに美しい!
自然ってやっぱり凄い!

そんな感動の連続で、幸せになります。
そして自分がたった一人で生きているのではなく、
自然とつながって生きていることを実感できるようになります。

そんなわけで、
私は、ハッピーオーガニックライフという言葉が
とても気にいっています。

虫や花とも会話がしたくなるオーガニックライフ。
周りの生き物がみんな、友だちって思えることは幸せです。



2015年7月27日月曜日

大きな台風を作ってしまう、私たちの暮らし方

最近は、次々と台風、そして大雨が押し寄せてきます。
テレビの報道を見ていると、異常気象という言葉がさかんに言われ、
なんだか地球はどこか狂っていまったのかという思いに駆られます。
地球は原因不明の病気にかかってしまったのでしょうか?

そうではありません!
よくよくその原因を追究してみると、
これらの大型台風のもともとの原因は、
私たちの暮らし方から出てきたものなのです。

そのもっとも大きな原因は、
石油を掘り出して使い過ぎたこと。
現代社会では、エネルギーの中で
大きな割合を占めているのが石油。

車や飛行機、そして船の燃料として、
そして日用品のプラスチック用品として、農薬の原料として、さらには医薬品や化粧品の原料として、本当に驚くほど、石油が使われています。

石油が初めて大型機械で掘り出されたのはアメリカ。
1859年にペンシルバニア州でのこと。
以来、石油の大量消費が始まりました。

石油の大量消費は、空気中に二酸化炭素を増やし、
これが温暖化の原因を作りだしました。
そのほか農薬や医薬品、洗剤などの合成成分は、
自然界で循環できないために、
河川や土壌汚染を引き起こしました。

台風は、熱帯地方で生まれますが、本来は海で冷やされて小さくなってしまうのが、
最近は、海温が高いため、さらに膨張して、大きな台風となって日本にまで来るのです。
つまり大量の石油を消費する生活が、
異常気象の大きな原因になっています。

日常品や化粧品を石油合成成分ではなく、
自然なものから作り、
そして再生可能エネルギーを現実化していくことは、
環境をきれいにし、
異常気象をストップさせる上でも意味があるのです。

となると、今こそ、
私たちは、毎日、使うものを真剣に考え直さなければ!


今年の夏は、さらに世界中で最高温度を更新しそう!
森は、地球の空気を増やし、
二酸化炭素を吸収して地球温暖化を和らげてくれます。
森をもっと大切にしたいですね!

2015年7月3日金曜日

昔のトマトがおいしい理由

トマトがおいしい季節になりました!

トマトは、ビタミン類や鉄分など、
数多くの栄養素が含まれています。
中でも近年、注目されているのがリコピン。
リコピンは強力な抗酸化成分で、
老化を阻止し、癌の予防にもなるというのですから凄い!

でも近頃、トマトが水っぽくなっておいしくない、と
いう話をよく聞きませんか?

じつは、今のトマトは、60年前のトマトと比べると、
ビタミンCは半分、
そして鉄分の量は、25分の1になってしまっていると
いう悲しいデーターが科学技術庁から出ています。

ということは、
トマトで鉄分を摂ろうとすると、
60年前は一個で十分だったのが、
今ではなんと!
25個のトマトを食べないと駄目ということに……

トマトだけではなく、
他の野菜も、驚くほど栄養分が減っています。

その原因は何?

野菜が育つ土地が変わってしまったからです。

ちょうど60年前辺りから、
農薬や化学肥料が大量に使われるようになりました。

本来、大地は、さまざまな微生物や虫にとっての棲みかです。
それらの生物は、さまざまなものを分解して、そこに育つ植物に
バランスよく栄養分を与えていました。

しかし農薬や化学肥料を大量に使う現代農業の普及とともに、
虫や微生物が減り続け、
ついにはまったくいなくなってしまいます。

そうすると、
野菜は、化学肥料による栄養分のみで育つわけです。
でも、本来、大地にあったさまざまな虫や微生物が作り出す
栄養分の種類や豊富さに比べると、
本当に限られたものになってしまいます。

その結果、
見かけは大きく立派ですが、栄養不足で弱い野菜が出来上がります。
なんだかそのまま、今の子供たちに当てはまってしまい、
怖い話。

オーガニック農業は、
安心安全な環境を守る環境保全型農業とも呼ばれてますが、
それだけではなく、
野菜本来の栄養分が豊富という点でも
価値あるものなのです。

ドイツの取材中、オーガニック市でみかけた野菜。
買ったトマトがおいしかったこと!
オーガニック市で、デメター栽培の林檎も発見。
ワックスもかけてないので、日本のようにつやつやしていませんが、
昔ながらの深い味わいがありました。

2015年6月29日月曜日

雨の季節の楽しみ

うっとおしいと思われがちな梅雨の季節。

しかし私は、15年前に田植えを始めたときから、
梅雨の季節が好きになりました。
この雨がないと、稲はすくすくと育つことができません。
田植えがきっかけで、稲の気持ちがわかるようになったのです。

さらに梅雨の季節は、紫陽花という、しっとりとした楽しみがあります。

紫陽花は、紫、白、ピンクといろいろありますが、
ひとつの花を見ても、 その中にいくつもの微妙な色があります。
それは揺れ動く、繊細な女性の心にも似て、
見る人を、ゆったりと落ち着いた、深い思いへと誘います。

そもそも紫陽花が魅力的なのは、
梅雨時の、灰色の空を背景にしているからこそ。
明るく晴れた青空のもとでは、
繊細な紫陽花がそれほど美しくは見えません。

何かを囁いているような雨の音、
お気に入りの傘を使う楽しみ、
雨に煙った通りの静けさ、
視点を変えると、
雨の季節の楽しみ方がいろいろとあります。

ただし異常気象のおかげで、
例年にない豪雨被害も出ています。
でもその原因は、私たちのライフスタイルにあります。

しっとりとした、本来の梅雨どきの楽しみを取り戻すためにも、
出来るところからオーガニックライフをしたいですね。

梅雨時の木々は、木々の葉に透明感があって、
心が洗われるようです。
一般に紫陽花の色は、土壌が酸性の場合は、
青い色になるとのこと。
また反対にアルカリ性の場合は、ピンク色に。
リトマス試験紙の反対で面白いですね!

2015年6月9日火曜日

オールドローズの力

オールドローズというのは、
古い時代からあった(一説には1867年以前)
薔薇の種類を指しています。

いっぽう近年になって、交配に交配を重ねて作られた薔薇は、
モダンローズと呼ばれています。

花びらがソフトクリームのように盛り上がっている形が、
モダンローズの典型的な形です。

いっぽうオールドローズは、ボタンのような花や
4つの部屋に分かれたような花の形(クォーターロゼット咲き)が典型的です。

つまりモダンローズは、人が好む形を追求した薔薇の種類です。
その結果、モダンローズは観賞用専門となり、
ときには、本来の香りや薬効を失うこととなります。
そしてたくさんの手間や農薬を必要とする、
かよわい花になってしまったのです。

しかしもともと薔薇は、
荒野でもたくましく育つ、生命力が強い花なのです。

そんなわけで、現在でも薬効が期待される場合は
オールドローズの種類が使われています。
オーガニックコスメの美容成分として
使われるのもオールドローズです。

オールドローズとモダンローズの話は、
つい外見ばかりを重んじる現代人の傾向について
改めて考えさせられるものがありますね。

花が4つの部屋に分かれたように咲くオールドローズ。
クオーターロゼット咲きと呼ばれています。
ヨーロッパ中世の絵画では、こんな形の薔薇が描かれています。
どこか懐かしさを呼び起こします。

2015年5月27日水曜日

人に幸せを贈る花、薔薇!

いつもならまだまだ薔薇が盛りの季節ですが、
近所の花屋さんが言うには、
「開花もそして盛りも例年より10日間ほど早い」そうです。

薔薇の盛りが終わってしまう前に
薔薇についてたくさん語っておきたい気持ちです。

薔薇はお高くすましている雰囲気ゆえに
花にしては生意気な感じがあって、
あえて敬遠する人もいるようです。
以前の私もそんな気持ちがありました。

そんな私が、大の薔薇好きになったのは、
薔薇はただ美しいだけではなく、
じつは最高のハーブでもあることを知ってから。

中世ヨーロッパでは、
まさに薔薇は万能薬として尊ばれていました。

頭痛や胃腸の不調改善、心臓の不調を整えたり、
体を温めるので冷え性やリュウマチ、老化防止といった体ケア
だけではなく、
鬱病の改善など心のケアもしてくれます。

本当に?! と尋ねたくなるほど数多くの薬効があります。
体も心も、しっかり癒してくれるのが薔薇。
まさに人を幸せにする花なのです。

ただし、そんな癒しパワーが期待できる薔薇は、
じつはオールドローズという種類に限ります。


典型的なオールド゛ローズ。つんとすまして上を向くのではなく、
少しうなだれ気味に花をつけます。表情がありますね!。



もうすぐ薔薇の季節も終わり。
華やかで美しいだけではなく、癒し効果パワーも高い花だと
思うと、感謝と尊敬の心さえ湧いてきますね。 ?



2015年5月11日月曜日

今こそオーガニックライフ

近頃、思うことは、例年より早く花が咲くこと。
桜もそうでしたが、薔薇や藤の開花もいつもより早いのです。

温暖化がさらに進んでいるためです。

温暖化の原因となっている二酸化炭素量がついに400ppmを超えた!
と、三日ほど前に発表がありました。

でも400ppmって言われても、
どれぐらい大変なことなのかがわかりませんよね。

もともと、どれぐらいだったの?

1760年代、いわゆる産業革命以前までは、
空気中の二酸化炭素量は、180~290ppmの状態が保たれていました。
何十万年も変わらずに。

しかし石炭、石油などの化石燃料が使われ始めてから
二酸化炭素が増え始め、
1900年代から。300ppm、350ppmと増え続け、
ついに2015年になって、400ppmに!

ということは、
私たちのライフスタイルも変化によって、
ほんのここ250年間で空気の組成が変わってしまったわけです。

温暖化というと、
温かくなるからいいんじゃないの、と考える人もいるようですが、
海面上昇で島が消えたり、台風が大型化したりと、
すでにこれまでにないことが起き続けているわけです。

温暖化とそして異常気象を止めるためには、
出来る限り化石燃料を使わないこと。
また、石油製品も作らない、使わないこと。

答えはわかっているのです。

オーガニックコスメを使うこと、
そしてオーガニックライフを実践することは、
異常気象をストップさせるという点でも
大きな意味があります。
やっぱり薔薇は、「花の女王」。
ただ美しいだけではなく、気高さパワーがあります。



散歩道の途中の薔薇屋敷(勝手に命名しました!)
とても素敵なのですが、去年より開花が早いのが気になります。



藤棚の花の下は、紫色の風が吹き抜けて……。
でもこちらも去年より
早く咲きました。

2015年4月30日木曜日

本当の髪の艶と、合成ポリマーの髪艶

最近は、
髪を見ただけで、この人はどんなシャンプーを使っているのかがわかるようになってきました。

長年、石鹸シャンプーを使ってきた人の髪と、合成シャンプーを使ってきた人の髪は、その艶に大きな違いがあります。

石鹸シャンプーを使ってきた人の髪の艶は、髪を包んでいるキューティクルのおかげなので、その艶は、しっとりとして、心地よい光があります。

いっぽう合成シャンプーを使っている人の髪は、髪のキューティクルがなく、合成ポリマーに包まれて艶が出ているわけですが、どこか白っぽく、生気のない艶になります。

よく観察していると、だんだん、その違いがわかるようになります。
一見、艶があっても、それは本物の艶ではありません。きれいな黒髪に出会うことがめったになくなったのも、合成シャンプーのせい。そのおかげでカラーリングしてしまう人が増えているのかも。

キューティクルがしっかりと整った本物のつややかさがある髪には、いきいきとした生気があります。
自然とつながることは、じつは内側から輝く美しさを獲得することでもあり、内側からの輝きと、そして幸せ感を取り戻すことなのです。
と考えると、オーガニックライフって、じつは本物とつながることであり、本当のハッピーを感じる生活なのではと思うこのごろです。
いち早く咲き始めた木香薔薇。
豪奢な花束をもらったような気分にさせてくれます。



もし幸福というものが目に見えるといたら、
木香薔薇の華やかな黄色なのでは?



アイシスの女性スタッフは、オーガニック・ビューティ。
つややかな黒髪が自慢です。



2015年4月21日火曜日

せっけんシャンプーで、 本物の髪艶に気づきたい

今、嬉しいことに、「オーガニックコスメを使いたい」、あるいは、実際に「使ってます」と言う人が増えています。
やはり合成成分が主体の化粧品は、肌荒れの原因になることを実感して変えたい人が増えているのだと思います。

でも、気になるのはシャンプーのこと。
スキンケアは、オーガニックコスメに変えたけれど、シャンプーは髪がきしみ、艶が無くなるため、どうしても石鹸には変えられないという人が多いようです。

しかし合成シャンプーが、頭皮や髪へのダメージだけではなく、からだへの問題も大きいことを考えると、やっぱり石鹸シャンプーに変えるべきです。

合成シャンプーは、浸透性が高いので、頭皮の下の毛細血管を通じて、脂肪の壁が守っている胸や子宮などに蓄積しやすいという研究報告があります。
ということは、女性特有の深刻な病気も、毎日、使うシャンプーがその一因になっている可能性が高いわけです。
事実、合成シャンプーから石鹸シャンプーに変えたら、生理痛が無くなったという話もよく聞きます。

合成シャンプーは、髪本来の艶であるキューティクルを溶かして消失させてしまうため、合成ポリマーでコーティングしない限り、乾いたぱさぱさの髪になってしまいます。

でも石鹸シャンプーは、髪本来の艶であるキューティクルを守ってくれるので、本当の髪のつややかさを蘇らせてくれます。

というわけで、オーガニックコスメを使っている方は、ぜひぜひ石鹸シャンプーを使って、自然がくれた髪のつややかさを取り戻しましょう。

それは人工的なものではなく、本物の艶です。だから感動的です。

桜の花に覆われた、ほんのりピンク色の道。
桜は、散る終わるときも美しいですね。





桜の季節の後は、黄色に輝く山吹きが咲き始めます。
変わらない季節の巡りって、凄いですね。





ふさふさとした八重の里桜。




今年の桜も終わったかなと思った頃、
少し色の濃い里桜が川沿いを染めました。



きれいな水を守るために、 無農薬の米作りを始めました。

  お米の等級って何?   今年は、温暖化のせいで全般的にお米の等級が下がっているという話を聞きます。 お米は、 1 等級、 2 等級、 3 等級、規格外の 4 種類で格付けされています。 お米の等級を判断するのは消費者ではなく、公的機関ですが、等級が高いものほど...