忙しい現代生活の課題は、どうやってストレスを和らげるか? ということ。
イライラが続くと、体調不調や肌荒れになって出てきたりします。
ところでストレス緩和に香りがいいと言われていますが、何故なのでしょうか?
その香りが「いい! 」と感じると、視床下部に伝達されます。
ここは、からだの様々なホルモンを出しなさいという司令塔で、視床下部は、すぐ下の下垂体にスイッチを押します。すると、たんぱく質でできている様々な形のホルモンが分泌され、その結果、顔色が良くなるなどの形であれわれます。
不思議なのは、「心地よい」という目に見えない感情が、視床下部を通じて、目に見えるものとなって出てくること。
ある分子学者は、このように言っています。
――脳内(視床下部辺り)に、精神の言葉を、からだが理解できるようにホルモンという言葉に翻訳する表玄関がある。
ホルモンの分泌を促すのは、「いい香り!」と感じることだけではなく、きれいな景色や花を見ることでも活性化されます。そのほか「嬉しい!」、「好き」、「楽しい!」、「あの人っていい人だなあ」、「おいしい!」といったハッピーな感情や考えもきっかけとなります。つまり、できるだけ、楽しい感情や気持ちを持てるように工夫するほうが、元気になり、もちろんいい方向へ運命も流れます。
ストレス緩和に、好きな植物の香りに応援してもらうのもいい方法です。
ちなみに最近、私は、ローズマリーのオーガニック精油をいつも持っています。
精油は、作用が高いことを考えると、やはりオーガニックでなければ意味がありません。
ローズマリーは、副腎ホルモンを刺激する植物のホルモンを含んでいるため、
からだに元気パワーをくれます。
たしかにちょっと疲れたときに、この香りを嗅ぐと、にわかに頭が冴えてきます。