2018年5月30日水曜日

香りの製品が、「香害」に!

香りがついた柔軟剤がもてはやされています。

でもその香りを長持ちさせるために、
環境省でも指定している劇薬が使われているのをご存知ですか?
その劇薬とは、「イソシアネート」。

東京都の豊洲に出て問題になった成分です。
そしてまた環境省が「第1種指定化学物質リスト」に入れている成分です。



「第1種指定化学物質リスト」に入っている成分は、人体にとってかなり危ないものです。

「イソシアネート」にさらされていると、目が痛い、頭が痛い、などの症状が出ます。
さらにアレルギーや発がん性の原因となるものです。


柔軟剤の香り成分を長続きさせることができる「イソシアネート」。

劇薬指定されている成分が、洗った衣服についたままになるわけで、
うーん、なんでこんな成分が「使用可」になっているのか疑問です。


香りの柔軟剤が売れ出した頃から、
幼稚園に行けなくなった児童までいるとのこと。
「公害」ではなく、まさに「香害」。

「公害」は、一部の地域でしたが、
大手メーカーが発売している柔軟剤によって、
「香害」は、じわじわと全国中に広がっています。


家で使うものを選ぶのは、一家のママの役割。

自分自身とそして家族を守るために、ママは、流行やCMに惑わされることなく、
しっかりと安心安全なものを選べる目を持ちたいもの。

2018年5月21日月曜日

サンゴを守るために、日焼け止めの使用が禁止!

陽射しが強い季節になってくると、何かと日焼け止めが話題になります。



そんなとき、ハワイで「日焼け止めの販売が禁止」という、なんとも驚きの法案が可決されました。
理由は、日焼け止めに含まれる合成成分がサンゴの白化現象を招いているからです。


ハワイで可決された法案では、成分にオキシベンゾンとオクチノキサートが含まれる日焼け止めを禁止するというもの。
2021年1月1日から施行される予定。



少し前には、洗顔フォームなどのスクラブ剤として使われているマイクロプラスチックが世界中の海を汚染していることが話題に上っていました。


コスメが環境汚染になっている問題は、まだまだ続いて出てくることでしょう。
シャンプーやボディフォームの合成界面活性剤、環境ホルモン性のある合成防腐剤などなど、まだ世間的には大きく取り上げられていないけれど、これらの合成成分は水汚染や生態系の異変を招いています。


自分を美しく保とうとするための化粧品が、海を汚し、ほかの動植物にも迷惑をかけているとしたら、とても悲しいですね。




そもそも環境を汚染し、そこに住む生物を死滅させてしまうものが、人のからだにとって良いわけがありません。

サンゴを白化する日焼け止めは、紫外線以上にからだにとって有害なはずです。そう言えば、オキシベンゾンは、日本の旧厚生省が、アレルギー性があるとしていた「旧表示指定成分」でしたね。


化粧品は女性が使うだけではなく、子供や家族のために女性が選びます。
CMに振り回されずに、冷静に化粧品の安全性を考える女性がもっと増えれば、この地球環境はもっと住みやすくきれいになるはずです。

私たちの健康と、地球の健康はひとつにつながっています。

サンゴを守る日焼け止め
沖縄の呉屋由希乃さんは、サンゴを守るために、
天然成分の日焼け止めを作って販売しています。

2018年5月14日月曜日

薔薇が教えてくれること

薔薇の季節がやってきました!


5月になると、あちこちで薔薇の花が咲き始め、
一年のうちでもっとも華やかな季節になります。

黄色いモッコウバラ。一番早く咲き始める薔薇です。


それにしても不思議です。


何故、人は、薔薇を見ると、
そしてその香りを嗅ぐと、
浮き浮きとと幸せな気分になるのでしょうか?
香りの専門家、アロマテラピストの間でも、
薔薇の香りは、もっとも貴重な、最高のものとされています。


薔薇園が窓から見えるカフェ。優雅な時間に包まれて幸せ。


古来から薔薇は、
薔薇を愛したクレオパトラのように、
様々な歴史のエピソードにも織り込まれてきました。


薔薇は、オーガニックコスメでは、
最高の美容ハーブとして尊重されています。
そして薔薇のティーは、からだを温め、血行を良くするので、
顔色がとてもきれいになります。

うつむき加減に咲く薔薇は、オールドローズ系の特色。
古典的な薔薇の形がどこか懐かしさを感じさせます。

まさに薔薇の力によって、バラ色の頬を育むことができるのです。


ただしそんな力を秘めているのは、
近年になって新しく作り出されたハイブリッド系の薔薇ではなく、
古代からあまり変わることなく続いてきたオールドローズ系の薔薇です。
ハイブリッド系の薔薇の多くは、その姿や形の美しさと引き換えに、
心地よい香りや強さを失ってしまいました。


最高のパワーを秘めた薔薇は、人に、美と愛、そして幸福感を教えてくれる花です。


もし薔薇という花がこの世界から消えたら、
それは幸せの半分が無くなるに等しいことかもしれません。


そんな薔薇を作り出してくれた自然の神秘。
心から「素敵なものを贈ってくれて本当にありがとう!」と言いたくなってしまいます。


2018年5月7日月曜日

オーガニックの贈り物

三年前から
山梨県の村落で、一軒家を借りています。
ふだんは東京ですが、
週末はよくここで過ごしています。


この民家のいいところは、
縁側から、
そして部屋の窓から富士山が見えること。


水道から出てくる水は、
山のおいしい水です。


家の裏では、富士山に見守られながら
畑作業をします。
今年も、トマトとナス、オクラを植えました。


オーガニックライフがしたい人にとっては、
本当に素敵な場所です。


そんな民家を借りることが出来たのは、
昔「アイシスラテール」というオーガニックマガジンを発行していたためです。


15年前、
「アイシスラテール」の一読者が、
山梨県で初めての自然食品店を開いたのです。
その名前は「有機村」。


その「有機村」の店長さんが結んでくれた縁で、
富士山が見える民家を借りることになったわけです。


夕暮れの富士山を眺めていると、
オーガニックという思いがくれた贈り物のようで
不思議な気持ちになります。

きれいな水を守るために、 無農薬の米作りを始めました。

  お米の等級って何?   今年は、温暖化のせいで全般的にお米の等級が下がっているという話を聞きます。 お米は、 1 等級、 2 等級、 3 等級、規格外の 4 種類で格付けされています。 お米の等級を判断するのは消費者ではなく、公的機関ですが、等級が高いものほど...