2015年6月9日火曜日

オールドローズの力

オールドローズというのは、
古い時代からあった(一説には1867年以前)
薔薇の種類を指しています。

いっぽう近年になって、交配に交配を重ねて作られた薔薇は、
モダンローズと呼ばれています。

花びらがソフトクリームのように盛り上がっている形が、
モダンローズの典型的な形です。

いっぽうオールドローズは、ボタンのような花や
4つの部屋に分かれたような花の形(クォーターロゼット咲き)が典型的です。

つまりモダンローズは、人が好む形を追求した薔薇の種類です。
その結果、モダンローズは観賞用専門となり、
ときには、本来の香りや薬効を失うこととなります。
そしてたくさんの手間や農薬を必要とする、
かよわい花になってしまったのです。

しかしもともと薔薇は、
荒野でもたくましく育つ、生命力が強い花なのです。

そんなわけで、現在でも薬効が期待される場合は
オールドローズの種類が使われています。
オーガニックコスメの美容成分として
使われるのもオールドローズです。

オールドローズとモダンローズの話は、
つい外見ばかりを重んじる現代人の傾向について
改めて考えさせられるものがありますね。

花が4つの部屋に分かれたように咲くオールドローズ。
クオーターロゼット咲きと呼ばれています。
ヨーロッパ中世の絵画では、こんな形の薔薇が描かれています。
どこか懐かしさを呼び起こします。

桜の枝を少々頂いて桜餅を作りました。

桜餅が大好きなのですが、市販の桜餅はよく見ると商品添加物がいろいろと入っています。 よくあるのが赤色●号、きれいなピンク色が石油のタール色素だったりして……! 桜のにおいも合成香料……!  そこで散歩の途中で、小道に伸びだしていた桜の小枝を少々もらいました。 もちろん農薬な...