2022年6月28日火曜日

野薔薇のガーデナー

 今年の春が始まる前の季節、山梨県のアルテオーガニックガーデンには、化粧品の原料としていろいろな薔薇を植えました。


 

5月の終わり、待ちかねていた薔薇がようやく咲き始めました。

でもまだ薔薇たちは、野生の植物たちの間で、異邦人のように少しびくびくしながら咲いているように見えました。

 


 

当然ながら、もともとここに棲んでいる植物や虫たちにしばしば邪魔者扱いをされることも。

 

ある日、白い可愛い野ばらが、壇上になった石垣を覆うように咲き始め、気がつくとそれは見事な花の壁になりました。


 

本当にのびのびと、青い空とも、そして向かい側の富士山とも、しっくりと調和して咲き誇っていたのです。


 

何かがそっと教えてくれたような気がしました。

ここには、わざわざ外から気取った花を持ち込まなくても、もともと最高に美しく見えるものがあるのだと。

 


ここに白薔薇を配したのは、自然のガーデナー。とてもかなわない。

夕暮れ時、可憐な白薔薇たちが刻々と、青く沈んで、ひとつに溶けあっていくーー

ただただそんな光景に見とれていました。

 

 

2022年3月3日木曜日

それぞれの花時間

 今のこの時期は、春分に向かって、昼が長くなっていっています。

そんなときに花芽の準備をする植物は、「長日植物」と呼ばれており、アヤメやカーネーションなどがそうです。 



まだまだ寒い日が続いていますが、それでも桜の枝に目を凝らすと、
 


小さなつぼみらしきものが出ているのがわかります。

実は,桜は、すでに去年の夏に花が咲く準備を始めているそうです。 



夏至は、一年のうちでもっとも昼が長く、以後は、しだいに短くなっていきます。


 「長日植物」とは反対に、昼が短くなっていく光を感じて、花芽の準備をする植物のほうは、「短日植物」と 呼ばれます。 

 

というわけでサクラは、「短日植物」でしょうか?

でも気温の上昇が関係しているのではとも言われており、

サクラの花芽を作るきっかけが何になるのかはまだはっきりとわかっていません。 



ただわかっていることは、サクラに限らず、どんな植物も、光や温かさという外界からの合図によって、
決められたときに、花を咲かせる準備を始めるということです。 



植物は、それぞれの花時間を持っている――

とてもロマンチック、そしてとても神秘的ですね。


2022年2月3日木曜日

小さなピンクの光がまた目を覚ました!

 

まだまだ寒い日が続き、風景は乾ききっています。

その上、オミクロン株が急感染しているので、ひきこもりがちに。

ともすれば心が曇りがちな日々が続いています。


 でも、寒々とした空に向かって、小さなピンクの光が瞬き始めました。




世界は今、気候変動、パンデミック、ワクチン、インフレ、戦争、内乱などがあふれています。


でもどんなことがあろうとも、しっかりと約束を守るかのように、

いつもの季節に梅の花が咲き始めました。




                                                                          

暗い冬からまた目覚めて、まだ冷たい風に揺れている花をみていると、

ヒトもそんなふうに何度も生まれ変わるのだろうか?

ふとそんな考えが過ぎって……、

 




心にもやさしい花色の光が入ってきて、明るく照らしてくれました。


2021年10月28日木曜日

秋晴れの日に思い出したこと

 


昨日の天気予報は雨だったのに、今日は、素晴らしい秋晴れ。

 

きらきら輝く、澄んだ光が落ちる森の道を散歩していると、

小さな青い蝶が足元を導き、色づき始めた木々の間から鳥のさえずりが。


ふと何かを思い出す。

様々な生命たちに囲まれ、一緒に生きていることこそ魔法だと。


私たちの周りでは、いつも鳥や虫が歌い、木々や花々が笑い、動物たちが生きていて、川は銀色の光を運び、海は一枚の青い夢の布となって遥かな水平線へと誘っている。






そして空は、虹、太陽や月、星々、ほうき星や彗星、天の河で飾られ、回り続けている。


美しい色や音、そして香り、様々な生命たちにあふれ、奇跡としか言いようのないこの星、地球――。


でも今、あまりに私たちは、いつも何かに追い立てられ、

その奇跡に気づくこともなくなっているのでは?

私たちが本当に大切なものを忘れてしまったために、様々な生命たちが、日々、この星からこぼれ、消えていって……

 

もう一度、澄み切った光の中で思い出さなくてはーーー

 


本当の喜びとは何だったのかを。

この星で生まれた、様々な生命たちと一緒に生きていく素晴らしい魔法を。

2021年6月21日月曜日

 

鳥や虫も憩えるオーガニックガーデン

 

7年前から「オーガニック生活便」は、山梨県でオーガニック栽培のブドウを作ってきました。



さらに今年は、野菜や花を育てるオーガニックガーデンも作り始めました。

木とウッドチップで作ったガーデンの小道。
蝶が飛んでいます。


オーガニックガーデンでは、私たちが欲しい食べ物や花を作るだけではなく、虫や鳥も歓迎です。

 

年々、世界中で、ものすごいスピードで動植物の種が絶滅に追いやられています。

最近では、3万種塁以上もの生物が絶滅危惧種に。大きな原因は、森林破壊、農薬、さらに気候変動など。

 

つまり私たちの活動が、動植物を追い詰めているのです。

 

「絶滅種なんて関係ないよ」と思う人もいますが、その弊害は、私たちの生活にも暗い影を広げてきています。

たとえば急速にミツバチが減少し、その結果、野菜や果実の実りが減ってきています。

また農薬で汚染された土壌から微生物が消滅したため、驚くほど農産物の栄養価が低くなってきています。

 

そんな現状にあって、「オーガニック生活便」は、人間だけではなく動植物もともに生きられる場所を守ることの大切さを改めて実感しています。



 私たちのオーガニックガーデンは、人だけではなく、虫や鳥も憩えるオーガニックレストランを目指しています。

というわけで、野菜だけではなく、鳥も食べられる実がなる木や、ミツバチや蝶の蜜源になる花も植えています。

 

人も鳥もおいしい! 
ブルーベリーの木を植えました。

ガーデンに薔薇が咲きました。
やさしい色合い。

    ――― 人だけではなく、ほかの生物も一緒に憩える、

               そんなハッピーなガーデンを目指して ――――


ガーデンの向かい側には富士山。朝の光景。




2021年3月11日木曜日

自然素材のぬくもりがある暮らし

 


プラスチックが環境の中に蔓延している


昨今は、海のプラスチックゴミ汚染が深刻化していますが、汚染は海だけではなく、土壌に、大気中にもマイクロプラスチックが拡散しています。

プラスチック製品の問題は、何年にもわたって分解しないことです。

さらにプラスチックを劣化しにくくするために配合される添加剤(紫外

線吸収剤、可塑剤など)が生物に対して有毒であることです。


心も和む、自然界で循環できる日用品


今やプラスチックゴミ汚染は、まさに海の問題だけではないのです。

たとえば、私たちの台所で石油から作られたキッチンスポンジを使うと、これまた劣化とともに細かなマイクロプラスチックとなって、河川に流れ出て、海に到達し、さらに海のマイクロプラスチックを増やすこととなります。

また今やまな板は、ほとんどの家庭が白いプラチックボードを使っています。

一見、清潔そうに見えますが、プラスチックの添加剤のことを考えると、その上での調理は不安です。たとえ少々、黒ずみやすくても、やはり木のまな板のほうが安心安全です。


プラスチック製のまな板は、カビが出にくいということで重宝されているわけですが、言い換えると、微生物も近づきたくない有害成分があるということ。

虫がいない農薬まみれの野菜に近いものがあります。プラスチックの添加剤は、当然ながら、人体に入ると、有害性があることはもちろんですが、大切な免疫力を下げることとなります。


健康と環境を守るために、自然界で循環できる素材で出来た日用品を使いましょう。

自然素材の日用品は、心もほっとなごませてくれます。


吉野桧まな板 喜多製材所

樹齢80年の吉野桧を使用したまな板、料理もいっそうおいしく!


天然へちまたわし へちまここち

台所用スポンジとしても使いたい!


ガラ紡の食器も洗えるふきん

洗剤なしで汚れが落とせる、切って食器洗いにも!




2021年1月28日木曜日

日用品もコスメも「脱石油」宣言を

 

気候変動を止めるために、ついに世界は、石油燃料を止め、「脱炭素」社会に向かって動き出しました。

実は、石油から作られる日用品やコスメもまた、環境汚染と気候変動の原因になります。

 


化粧品の原料は石油

 

意外にも未だに知らない人も多いのですが、現代化粧品の主要成分は石油です。

スキンケアからメイク用品、そしてシャンプーに至るまで、水以外は、ほぼ石油由来合成成分というのが、現代の一般的な化粧品です。

 

何千年もの間、化粧品は、植物や鉱石などの自然素材から作られてきました。

石油で作られた化粧品が普及したのはほんの90年前からのことで、それは人類史上、かつてなかった異変と言っていいでしょう。

 

今、私たちの生活周りにあふれている石油由来製品が、環境汚染や体内汚染になっていることを見ると、今後は、自然界で循環し、地球環境を汚染しないモノ作りが求められています。

 

これまで「オーガニック生活便」は、化粧品の合成成分は、様々な肌トラブルと「経皮毒」による病気の原因になるうることを伝え続けてきました。

さらに気候変動の激化を考えると、もはや石油を私たちの周りの日用品やそして化粧品に使うことは意味がありません。

 

そんな今だからこそ、「オーガニック生活便」は、改めて日用品とコスメの「脱石油」宣言をします。

野薔薇のガーデナー

 今年の春が始まる前の季節、山梨県のアルテオーガニックガーデンには、化粧品の原料としていろいろな薔薇を植えました。   5 月の終わり、待ちかねていた薔薇がようやく咲き始めました。 でもまだ薔薇たちは、野生の植物たちの間で、異邦人のように少しびくびくしながら咲いている...