2023年8月14日月曜日

永遠の化学物質、PFAS(ピーファス)

 

便利は怖い!


そんなことをつくづく考えさせてくれたのがPFAS(ピーファス)。

PFASは、今や世界中で注目されている化学物質で、海のマイクロプラスチック問題をさらに深刻なものにしています。

PFASとは、「有機フッ素化合物」の総称で4730種類以上あるとも。その中で最も多く使われてきたのが、PFOA(ピーフォア)やPFOS(ピーフォス)で、今や世界各地の水源や水道水から検出されているのです。

 

PFASは、「永遠の化学物質」とも呼ばれています。それは自然界で分解するまでになんと数千年もかかるとか!

ヨーロッパやアメリカでは、飲み水に混じったPFASによって、様々な健康被害が報告されています。めまい、呼吸器障害、生殖異常、発がん性などが疑われています。


PFAS
は、「水や油をはじく」という便利な性質ゆえに、自動車の塗装、電子機器、医療機器、送電用ケーブルなど、長年、あらゆる分野で使用。その結果、工場設備の排水には、マイクロプラスチックとなったPFASが高い濃度で出てくることとなったのです。

 

PFASは、家庭にあるいろいろなものにも使われています。たとえばどこの家庭にもある「焦げ付かない」テフロン加工のフライパン、実はこれにPFASが含まれています。

また水をはじく性質を活かしてファンデーションにも配合されています。そのほか雨から守る加工をほどこした衣服、靴、傘などにもPFASが! 

とうことは日々、フライパンで調理をしたり、メイクを洗い流したり、衣服を洗濯したりするたびに、家庭排水に入り混じってPFASが流れ出ている!



「水をはじく便利さ」ゆえにさんざん使われてきた化学物質PFASそれが今になって深刻な環境汚染を招いていることがわかるなんて……

今一度、私たちはモノ選びを変えることが必要そうです。

たんに「便利」というだけでモノを選ぶのは終わり。そのモノが健康や環境にとって害がないのか、そして自然界で循環できるのかどうかをしっかり見極める必要があるのです。

 

早速、私は、昔ながらの鉄のフライパンを購入しました。

ベランダの小さな花・楽園

5月、6月は薔薇の季節。 私のベランダででもいろいろな薔薇が目覚めます。 最初に咲き始めるのがモッコウバラ。黄色い小さな花が枝に いっぱい咲いて心をうきうきさせてくれます。 次に咲き始めるのが、とてもエレガントなピンク色の薔薇。 何度も枯れそうになりながらも、いつも復活して、 ...