2014年12月11日木曜日

12月10日、環境にやさしい「竹の洗剤」を取材するために、山口県防府市に行ってきました。

「竹の洗剤」は、もともと(株)アイシードの中杉さんが山口県の伊藤さんと共同開発したものです。

伊藤さんは、炭焼きの専門家でもあり、地元の木々でつくった炭を地域おこしに役立てたいと活動してきた方です。 到着して早々、右田岳の山の中にある炭窯を見せていただきました。

右田岳の中にに炭窯があります。

泥を使って作った昔ながらの炭窯

 この炭窯で、竹炭も焼かれています。二日間乾燥させた竹は、三日間をかけて炭焼きにかかります。その間、温度調整など、たいへんな作業が続きます。

その後、出来上がった竹炭は、水に漬けられ、約1ヶ月間をかけてそのミネラル分が溶け込んだ抽出液を作ります。ペーハーがちょうど「9(アルカリ性)」になったら出来上がりです。

この「竹の洗剤」は、昔、石鹸などがなかった頃に、草木の灰が洗濯に使われていたことを応用した洗剤です。

取材してあらためて、見かけはただの水のように見える竹の洗剤が、じつはたいへんな手間をかけて作られていることを実感しました。


 伊藤さんによると、竹の洗剤は洗濯に使うだけではなく、「シャンプーとして使ってみてもいいですよ。泡は出ませんが、アルカリ性なので洗浄力もありますし、竹のミネラル成分が頭皮をきれいにし、髪もハリや艶が出てきます」。

なるほど伊藤さんは、70歳を過ぎているとのことですが、髪が多く太い!

中杉さん、伊藤さんと一緒に。

「竹の洗剤」の効果のほどを目の辺りにしました。


 知れば知るほど、竹の洗剤の不思議パワーに引き込まれていった取材になりました。

富士山が見える棚田で田植えをしました!

 今年も山梨県で「天空の縄文米」の田植えをしました。 山梨県の平林は、標高700メートルにある村です。 この地域には、四季折々の富士山が望める美しい棚田がありますが、最近は、高齢化が進んでいます。そのため、夏の除草作業が大変な米作りは、無農薬でやりたくても、除草剤にたよらざるを得...