この夏(7月26日)、「地球はひとつの生命体なのではないか」というガイア仮説を唱えたジェームズ・ラヴロック博士が亡くなった。103歳だった。
すでに60年前から、彼が心配していたこと、
それは地球の温暖化は、地球さえも制御できないところまで進んでしまうだろうということだった。
彼の不安は正しかった。
とくに今年の夏の暑さは、異常なものになった。
これまではあらゆる生物を活かして守ってきた母のような地球。
私たちはそんな母に甘えてあまりに好き勝手にやってきた。
でも今、母なる地球は、私たちの活動のおかげですっかりバランスを崩している。
もう一度、母とともに生きるために何をしたらいいのか?
そのことを真剣に問い、母を回復させる方法を考え、実際にやること。
もはや「地球環境と共存する暮らし」という言葉が、たんなる美辞麗句であってはいけない。
母を癒すことができるのは、病気の原因を作った私たちだけなのだから。