2014年9月19日金曜日

オーガニック認証あれこれ その②

オーガニック認証、いろいろありますが、認証の個性?がわかると、いろいろ見えてきて面白いですよ!

まず、エコサート。フランスの認証です。世界で一番知られている認証ではないでしょうか。
とはいえ、その基準は、最終製品には内容製分全体の最小でも5%の有機認証された成分を含むこと。
植物性成分の最小でも50%が認証された有機農法由来であること。
安息香酸、蟻酸、プロピオン酸、サリチル酸、ソルビン酸、ベンジル酸を保存料として使うことを認めている。加工原料は0.5%までのパラベン、フェノキシエタノールで保存可。
うーん、あんまり厳しい基準ではないですねぇ。

次に、BDIH(そのままビーディーアイエイチと読みます)。ドイツの認証です。こちらは、コスメメーカーが集まって作った機関です。だからちょっと、消費者寄りというより、メーカー寄りですね。
保存料として、安息香酸、サリチル酸、ソルビン酸、ベンジルアルコールなどは使ってよいことになっています。いずれも、毒性があったり、発がん性が指摘されているものなどで、できれば肌につけたくない成分です。

USDA。これはアメリカの認証です。
農産物のオーガニック認証として始まり、後から化粧品も対象となりました。非常に厳格な基準です。アメリカって不思議な国だな、と思うのですが、遺伝子組み換え作物栽培を行ったりする一方で、非常にすばらしいオーガニックコスメメーカーもたくさんあります。不安なものがたくさんあるからこそ、安全性への関心も高まるのでしょうか。

ソイルアソシエーション。英国土壌協会と訳すこともあります。こちらはイギリスの認証です。消費者のためではなく「土壌のため」のものなんですよ!(人間は二の次なんですネ)。健康的な土壌を守るために作られた組織です。コスメの認証としては、土壌に環境負荷をかけるものはNGです(化学肥料や農薬の使用、遺伝子組み換え作物の栽培など)。(もちろん他にもいろいろ基準はあります)

オーガニックコスメの認証は、現在世界統一基準がなく、まだまだ各国にいろいろありますが、今回はよくみかける4つをとりあげてみました!

毎年の植物エキス作りは、最高の至福の時

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