天気がいい日は、川面が銀の光となって流れ、
やっぱり水を見ると気持ちが柔らかくなります。
川沿いの散歩道の木々も 赤いドレスをまとって、 いつもよりやさしく見えます。 |
ただちょっと気になることがあります。
それは、川面を行く、消えない白い泡をよく見かけること。
とくに10時ころ、あるいは2時ころに、
この白い泡が多く発生しています。
そうです。
ご飯が終わって、食器を洗ったり、洗濯をしている時間です。
消えない泡は、合成界面活性剤です。
どうして合成界面活性剤とわかるのかというと、石けんの泡は、汚れに合うとすぐに分解して、いつまでも泡の形状を保つことはないからです。
自然界で分解しにくい洗浄成分である合成界面活性剤の泡は、水の生態系をどんどん壊してしまいます。
この泡が流れている川は、やがて自然浄化力を無くしてしまいます。
その結果、川の透明感は失われ、青黒い不健康な川面になっていきます。
私の散歩道の川も年々、色が変わっていくので心配です。
そういえば、鳥の姿も減っているような気もします。
昔は、美しく光る羽を持ったカワセミもいたのに……
汚れた川の水は、じつは廻って私たちの口へとやってきます。
川の健康は、そのまま私たちの健康とつながっています。
きれいな川をそして自分を守るために、洗剤やシャンプーは、
ぜひ石けんを使ってください。