昨日の天気予報は雨だったのに、今日は、素晴らしい秋晴れ。
きらきら輝く、澄んだ光が落ちる森の道を散歩していると、
小さな青い蝶が足元を導き、色づき始めた木々の間から鳥のさえずりが。
ふと何かを思い出す。
様々な生命たちに囲まれ、一緒に生きていることこそ魔法だと。
私たちの周りでは、いつも鳥や虫が歌い、木々や花々が笑い、動物たちが生きていて、川は銀色の光を運び、海は一枚の青い夢の布となって遥かな水平線へと誘っている。
そして空は、虹、太陽や月、星々、ほうき星や彗星、天の河で飾られ、回り続けている。
美しい色や音、そして香り、様々な生命たちにあふれ、奇跡としか言いようのないこの星、地球――。
でも今、あまりに私たちは、いつも何かに追い立てられ、
その奇跡に気づくこともなくなっているのでは?
私たちが本当に大切なものを忘れてしまったために、様々な生命たちが、日々、この星からこぼれ、消えていって……
もう一度、澄み切った光の中で思い出さなくてはーーー
本当の喜びとは何だったのかを。
この星で生まれた、様々な生命たちと一緒に生きていく素晴らしい魔法を。