2025年4月1日火曜日

安心安全なお味噌は、自分で作るしかない!

 最近は、遺伝子組換え原料を使っているのかどうかという表示法もわかりにくくなっており、そうした食品を避けたくても難しくなっています。

怖いことに、大豆製品の90%以上は遺伝子組み換えという話もよく耳にします。

 

もはやまともなお味噌を食べたかったら……、

結論、「自分で作るしかない!」時代。

すでに知り合いの中には、2,3年ほど前から味噌作りを始めた人がけっこういます。

 

今年は、私も味噌作りを初体験することに。

長野県の上田市で開催された「味噌作りの会」に参加しました。



この日、集まったのはお子さん連れの5組の家族と、私。

ウッドデッキと一続きにつながった居間で味噌作りが開始。

会の主催者が揃えた材料は、長野産の無農薬栽培の白大豆と茶豆、自然海塩、江戸時代からの老舗が作った麹菌。いずれも農薬も遺伝子組み換えも無縁で安心安全、こだわり原料。


最初に、味噌作りを指導する女性が発言、

「みなさん、手は洗ってほしいのですが、石鹸は使わずに水だけで洗ってくださいね」。

手についている常在菌が、おいしい味噌を作るのに役立つからとのこと。最近は清潔さのためと称してビニール手袋が重宝されていますが、かえって環境ホルモンに汚染される可能性があります。この会のオーガニック度は本物と納得しました。




ようやくゆであがった大豆が入った木桶が運ばれてきました。その周りに集まった大人や子供たちの手が大豆をつぶしていきます。みんなそれぞれに異なった常在菌があるそうですが、常在菌の種類が多いほど体に良いお味噌になるそうです。




 

3時間ほどで、お味噌作りは終了。大豆は朝から茹でてもらっていたので、それぐらいの時間で終りました。それでも一日あれば、一年分ぐらいのお味噌は作れることがわかりました。これで毎日、安心安全、おいしいお味噌が食べられるとなれば万々歳! 




年に一度、気があう仲間と一緒に作れば、お味噌作りは最高に楽しいイベントになります。

来年もお味噌を作ろうっと!

2025年3月26日水曜日

メジロたちの幸せ

散歩中に赤い椿の花の上にいるメジロを発見!

花の蜜を食べるのに夢中のようで、かなりカメラを近づけても逃げません。

名前の通り、目の周りが白い! 可愛い!!

メジロの嘴は、細く尖っていて、花の蜜を吸いやすい形になっています。椿のほかに梅や桜の花などの蜜も食べるとのこと。

 


メジロはスズメよりもちょっと小さな鳥です。

気になるのは、今や1年間で絶滅する動植物は4万から5万種類とも言われており、その数は年々増えています。
メジロもまた絶滅レッドリスト中で「懸念動物」として指定されており、捕獲は禁止されています。

 

最近は、近所の雑木林がどんどんなくなっていき、鳥たちはどうしているのかなと心配になります。農薬のおかげで虫もいなくなり、その上、住宅地が増えていくばかりなので、野生の鳥が生きられる場所がどんどん消えていっています。

 

一度、ある木の中で生まれたメジロは、また同じ木に帰って巣作りをするそうです。

その木は、メジロにとって故郷の家なのですね。

 

可愛い鳥たちにとっても幸せな地球環境にしていきたいものですね。

2025年1月14日火曜日

長寿村でのんびりお正月

 

今年のお正月は、山梨県にある長寿村「棡原」で過ごしました。

宿での朝夕の食事は、ほぼ自家栽培の野菜料理。大根、イモ類、白菜、ニンジン、小松菜などなどなど、甘みと深みのある味わいの野菜に飽きることはありませんでした。



棡原は、近藤正二博士の研究で有名になった長寿村。明治や大正時代、日本人の平均寿命は50歳~60歳でしたが、棡原では100歳を超える人も珍しくないことが報告されてにわかに脚光を浴びるようになりました。

それも単に長生きではなく、高齢になっても畑仕事ができるほど健康を保っていました。


近藤博士は、棡原が長寿村である理由として、まず食べ物にあることを伝えています。

意外なことに、山間であるためにお米ができない環境が良かったのです。

お米の代わりに、主食は、麦、アワ、タカキビなどの雑穀、イモ類を混ぜたものになります。そのため自然にミネラル豊富な主食になったのです。

正月中の棡原でのご飯にも、アワやタカキビなどが混じっていました。三時のオヤツとして出てきたお餅にもタカキビの粒粒が入っていました。



 近藤正二博士は、いわゆる米どころと称する地域は、短命村が多いことを指摘しています。お米が採れる地域は、精製した白米をたくさん食べるために、ミネラル不足になったり糖尿病のリスクが高くなるのです。

 

棡原では調味料も自家製。2年か3年にまとめて味噌を手作り。宿の傍にある蔵には大きな味噌樽が並んでいました。

自家栽培のオーガニック野菜と自家製の調味料¥となれば究極のオーガニック食!

なるほど長寿になるわけだ!



博士は棡原についてもう一つ、現代人にとって意外な発見をしています。

なんともうひとつの長寿の理由は「重労働」にあるというのです。

山間にある棡原では、山を切り開いた傾斜30度の畑が当たり前。イモを掘り出せば、下に転がっていってしまうほどの急傾斜。おのずと畑仕事は、通常よりも重労働になるわけですが、そのおかげで高齢者になっても骨が太く、背中がしゃっきと伸びて若々しい体を維持しているのです。

 

棡原での正月中は、毎日、山沿いの道を散歩したり、きれいな川の流れを楽しんだりしました。お金を使う店や遊技場もなく何もないところ。ただ自然の光ときれいな空気があるだけ。退屈するどころか、体も心もきれいになって軽やかに。

現代人があくせく走る反対方向に、幸せ時間があるのかも……




安心安全なお味噌は、自分で作るしかない!

 最近は、遺伝子組換え原料を使っているのかどうかという表示法もわかりにくくなっており、そうした食品を避けたくても難しくなっています。 怖いことに、大豆製品の90%以上は遺伝子組み換えという話もよく耳にします。   もはやまともなお味噌を食べたかったら……、 結論、...